中島裕翔、舞台観劇候補ナンバー1の有岡大貴に「申し訳ない…」と謝罪
舞台「DISCOVER WORLD THEATRE vol.11『ウェンディ&ピーターパン』」の公開稽古が12日、東京・Bunkamuraオーチャードホールで行われ、女優の黒木華、アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔、俳優の堤真一が取材に応じた。
イギリス・スコットランドの作家、ジェームス・マシュー・バリーが20世紀初頭に書いた世界的傑作『ピーターパン』をロンドンで注目の若手作家であり演出家のエラ・ヒクソンが新たにウェンディの視点から翻案した同作。待望の日本初演となる今回、演出を手掛けるのはロンドンでの初演・再演でも演出を務めたジョナサン・マンビィ。黒木はウェンディ、中島はピーターパン、堤はフック船長とウェンディの父、ミスター・ダーリングの2役を演じている。
稽古中は「ジップザップ」というゲームで仲を深めたというカンパニー。中島の誕生日である10日には、演出のジョナサン氏が「今日は通し稽古が終わった日、そしてもう1つ特別な日です」と呼びかけ、皆で中島を祝福。「子どもの頃は夏休み期間だったから、大勢の方に祝ってもらえることがあまりなかった。カンパニーからのお祝いは、すごく特別に感じられてうれしかったです」と喜びを語った。
誕生日にはHey! Say! JUMPのメンバーからもメッセージが届いたが、「今の髪型になったことも知らないと思います」というほど最近会えていないことから、プレゼントはまだもらっていないという。メンバーは観劇に来るかという質問には「何人か興味を持ってくれています。有岡(大貴)とか」と観劇候補ナンバー1として有岡を挙げたが「僕は稽古があったので有岡の舞台を見に行けなくて、申し訳ないんですけど……」と謝罪も。
同作について黒木は「見どころがたくさんある、本当に素敵な舞台になっています。来てくださる方は、観劇中だけでも心の底から楽しんでもらえたら。『ウェンディ&ピータパン』の世界へ“ヒタヒタ”に浸かりに来てください」と呼びかけた。
「コロナ禍になってから有観客でのコンサートができてないので、僕にとって観客の前に立つのは久しぶり」と話す中島は、「この作品を見て皆さんの『毎日どうなるか分からない』というストレスや鬱憤を発散していただければ。色んな要素が詰まった舞台なので、純粋に楽しんでほしい。
そして千秋楽まで、皆で無事に突っ走れたらなと思います」と意気込む。
堤は「21、22歳の頃、坂東玉三郎さんの舞台で黒子を経験したんですけど、空間の美しさや自由さ『こんなすごい世界が作れるんだ』ということに魅せられて『舞台に関わる仕事をしよう』と心に決めたんです。今回の舞台は、そのときを思い出すくらい素晴らしい。『ピーターパン』は子どもの作品だというイメージがあるかもしれないが、女性の自立というテーマもありますし、本当に見ていただきたい作品になりました。僕は皆が演じている姿や照明を見ているだけで涙が止まらなくなるんです」とアピールした。
本作は東京・Bunkamuraオーチャードホールにて8月13日~9月5日に上演される。
舞台写真撮影:細野晋司
取材会写真撮影:引地信彦
提供元の記事
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