宮沢賢治が愛した地で銀河鉄道の夜を鑑賞 - 東京都・上野で野外シネマ上映
「博物館で野外シネマ」は、東京国立博物館の本館前で映画を鑑賞できるイベントで、今回で2度目の開催となる。第2回の上映作品は、杉井ギサブロー監督によるアニメーション映画「銀河鉄道の夜」(1985年、KADOKAWA)。宮沢賢治は東京国立博物館を愛し、足しげく通ったことが短歌や手紙に残されている。ちなみに、多くの人が観覧できるよう、第1回よりも大きなスクリーンを用いるとのこと。
加えて、上映期間中はアジアンフードを提供するケータリングカーが登場し、映画とともに食事を楽しむことも可能だという。
また、「博物館で野外シネマ」上映日は、特別展「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」(入館料とは別途料金が必要)を含め、22:00まで(入館は閉館の30分前まで)の特別夜間開館を実施。そのため、映画鑑賞後に展示室を観覧することが可能だ。同館はこのイベント開催に際して、「今回の企画により、今まで博物館に来る機会のなかった方にも、賢治同様に博物館をお楽しみいただきたいと思います」とのコメントを寄せている。
なお、同イベントの参加に際して事前の申し込みは不要。このイベント以降も宮沢賢治関連の催事は予定されており、10月17日 14:00~16:00には宮沢賢治にまつわる曲を四重弦楽により奏でる演奏会「宮沢賢治生誕120周年記念特別演奏会」(会場:平成館ラウンジ)が開催される。こちらも事前申し込み不要で鑑賞料は無料(入館料別途)とのこと。