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TwitterのDMの文字数上限が1万字になったので全部表記してみたらとんでもないことになった

マイナビニュース
TwitterのDMの文字数上限が1万字になったので全部表記してみたらとんでもないことになった
●TwitterのDM、10000字のインパクト
Twitterのダイレクトメッセージ機能で送れる文字数が7月から増えたことをご存知だろうか。これまではツイートと同じく140字だったのだが、変更後は何と最大10000字まで送ることができるようになったのだ。1000字ではない。10000字である。一桁間違えているんじゃないかとニュースを思わず見返したが、どの記事も10000になっていたので、どうやら間違いなさそうである。

それにしても、10000字とはまたすごいボリュームだ。日常的に10000字もの文章を目にする機会はそうないのではないだろうか。筆者はマイナビニュースで記事を書いているが、一つの記事に10000字もかけたことはまずない。
それくらいの量なのである。Twitterはいったい何を考えて10000字にしたのだろう……。

具体的に10000字のダイレクトメッセージがどんな感じなのか、実際に文面を作って知人に送りつけてみた。

それでは、何はともあれ、まずはご覧いただこう。

これが10000字のダイレクトメッセージである。

縮小された画像を見ただけでは、白い模様の入った謎の棒にしか見えないかもしれないが、ぜひクリックorタップして本来の大きさでご覧いただきたい。文字が読める大きさまで拡大していただければ、これがTwitterのダイレクトメッセージの吹き出しだということがわかるだろう。

気になるテキストの内容は、過去にマイナビニュース携帯チャンネルで筆者が執筆した記事4本の詰め合わせである。
4本目は惜しくも最後の方で10000字に到達してしまったため、尻切れトンボな感じになっているが、ほとんど入っているので4本分といって差し支えない。そう、Twitterのダイレクトメッセージの10000字というボリュームは、わりと気合を入れて書いたボリューミィなマイナビニュースの記事4本分に相当するのだ。

正直、10000字がここまで長いとは思わなかった。一応読みやすくなるよう気をつかって改行などを入れてみたが、はっきりいってこれがいきなり送りつけられてきたら、まず読んでみようとは思わない。ダイレクトメッセージの上限が140文字だった頃は、長いメッセージを送りたい場合、何度かに分けて送信することはあったが、それでもせいぜい2~3通といったところだった。10000字はヤバイ。相当にヤバイ。

ちなみに、PCモニタに1万字は到底入りきらず、縮小しても無理だったため、今回は画面を20回に分けてスクリーンショットを撮り、画像編集ソフトでペタペタ貼り付けて位置を微調整するという作業を行っている。
作業をしながら「自分はこの祭りばやしすら聞こえる夏の夜に一人で何をしているのか」と言いようのない徒労感に襲われたが、この記事が皆さんにとって何か有益な情報になれば幸いである。

……と、ここで終わってもいいのだが、せっかくなので、このTwitter10000字を使って何か新しい試みはできないか考えてみよう。

●10000字でできること
まず思いつくのは、メルマガ、すなわちメールマガジンである。

メールマガジン自体はそれこそインターネット黎明期から存在するポピュラーな情報伝達手段だが、時代の流れと共に一旦はトレンドから去り、そして数年前に「有料メルマガ」という形で再び盛り上がった。現在、ブームは落ち着いたように見えるが、著名人はがっちり有料メルマガビジネスで儲けていることだろう。

さて、そんなメルマガだが、有料のものであっても内容は10000字に満たないことも多い。あまりにもボリュームがないとお得感がないが、多すぎると今度は読み手の負担になるため、数千字くらいが、まぁベターなのではないだろうか。

このメルマガを、TwitterのDMで発信するというのはどうだろうか。
時代の流れと共に、メールを使わないという人も増えている。Twitterがメールに取って代わったとまではいわないが、有力な連絡・コミュニケーションツールになっていることは確かだ。一気にフォロワー複数人にDMを送れるアプリなどを用いて、メルマガならぬツイマガも可能なのではないだろうか。メールアドレスは個人情報なので管理に気をつかうが、Twitterであればそういうこともない。

それから、もう一つのアイデアは、10000字というボリュームを生かしたTwitter小説の連載だ。小説をTwitterで発信している人はすでに大勢いるが、基本的には誰でも見えるツイート形式で発信している。当然、140文字の制限があり、それはそれで新しい形の小説だと思うが、細切れになってしまう感は否めない。

そこで、DMを使って、最大10000字のボリューミィな小説を連載するのである。
DMなので、希望者にだけ送れるし、ツイートではあくまで普通のつぶやきができるのもポイント。たとえば小説家の皆さんの新しいビジネスになりうるのではないだろうか。
DMの文字制限が10000字に拡大したと聞いたときは、Twitterよ、どうしたんだとツッコみたくなったものだが、もしかすると今後、Twitterの仕組みと10000字という上限を生かした新しい試みが生まれてくるかもしれない。

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