2015年9月11日 15:58
日本IBM、ストレージ管理ソフトにクラウドにバックアップできる機能を追加
日本IBMは9月11日、ストレージ・ソフトウェア・ファミリー「IBM Spectrum Storage」にクラウド機能を追加したと発表した。これにより、データ保護プラットフォーム「IBM Spectrum Protect」でIBMクラウド上にデータをバックアップすることを可能にすることが可能になる。
今回の機能追加により、クラウド・ゲートウェイ・アプライアンスを経由せずに、IBM Spectrum Protectから直接IBMクラウド上にデータをバックアップすることができるようになる。結果、企業は、バックアップするデータの特徴に応じて、オンプレミスのオブジェクト・ストレージとクラウドを使い分けることができる。
中堅中小企業であれば、追加のバックアップ・サーバやメディア・サーバ、重複排除アプライアンスが不要となり、ベータ版を利用した利用者を対象に行ったコスト分析の結果から、IBM Spectrum Protectによりバックアップ・インフラストラクチャに要するコストを平均で最大53%削減できることが確認されているという。
IBM Spectrum ProtectはIBMとCiscoが共同開発したVersaStackソリューションのオプションとして2015年第4四半期の提供が開始され、他のパブリッククラウドにもサポートを拡張する予定。