2021年9月2日 12:35
きゃりーぱみゅぱみゅ「支えられた10年」 “本名の私”を見失った時期も
●「調子に乗るタイミングはたくさんあった」
2011年8月17日にメジャーデビューし、今年10周年を迎えたきゃりーぱみゅぱみゅ。デビュー直後からポップカルチャーのアイコンとして注目を集め、デビューからわずか1年で日本武道館単独公演を行い、NHK紅白歌合戦にも出場。13年にはワールドツアーをスタートさせ、国内外で“きゃりー旋風”を巻き起こした。当時きゃりーは10代後半。下積み時代もないままいきなりスポットライトを浴びることになった彼女だが、「いわゆる調子に乗っていた、天狗だった時期はないんですよ」と笑顔で言い切る。その一方で本名の自分ときゃりーぱみゅぱみゅとしての自分との隔てを感じて苦しんだ時期もあるという。現在28歳のきゃりー。この10年の歩みを振り返ってもらった。
高校生の頃、ファッション誌『KERA』や『Zipper』『HR』の読者モデルとして活動していたきゃりー。歌手としてデビューするきっかけとなったのは、ファッションショーに出演する友人のフィッティングについて行ったこと。そこで現在の事務所アソビシステムの社長と出会う。
「そこで『きゃりーちゃんはどんな音楽を聴くの?』と聞かれたんです。