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きゃりーぱみゅぱみゅ、MCとしても活躍 「瞬発力」と「直感」を大事に

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きゃりーぱみゅぱみゅ、MCとしても活躍 「瞬発力」と「直感」を大事に

●ゲストが気持ちよく話せるように…相槌を工夫
今年8月でデビュー10周年の節目を迎えた、きゃりーぱみゅぱみゅ。アーティストとしてはもちろん、テレビ番組やラジオ番組などでMCを務めるなどマルチな才能を発揮している。今回、きゃりーにインタビューを敢行し、バラエティ番組に出演する際に意識していることや、SNSとの向き合い方などについて話を聞いた。

トークやバラエティ番組では歌手とは違った能力が求められる。それは2015年10月にスタートしたフジテレビ系『世界の何だコレ!?ミステリー』(毎週水曜19:00~)でしみじみと実感した。きゃりーにとって地上波ゴールデン初MCを務めた番組だ。

「きゃりーちゃんどう思う? と聞かれてパッと答えられるようになったのは『何だコレ!?ミステリー』のおかげ。この番組で瞬発力を得ることができたかな。
もちろん、最初のほうは難しかった。VTR中に言おうと思っていたことが飛んでしまったり、ほかの方のコメントとかぶってしまったり。映像を見ながら『次何を話そうかな?』と考える作業は、歌手の仕事では経験してきていないので、MCをやっていくうちに鍛えられました」

今年6月に開始したdTVオリジナル番組『KPPとBose みんなの放課後』(毎月第1、3火曜18:00~19:30)では、ヒップホップグループ・スチャダラパーのBoseとともに、初めてのレギュラー生配信番組でのMCを務めている。同番組は渋谷の「MIYASHITAPARK」から生配信。ゲストの最新情報やプライベートでの近況などを紹介していく。

きゃりーは「ほとんどBoseさんにお任せなんですよ。がっつりMCという感じではなく、客観的に番組を楽しんでいます。すごくアットホームな番組ですよ。
スタッフさんも優しいですし」とのほほんと笑う。この余裕は『何だコレ!?ミステリー』での経験のほか、自分で研究・勉強して身につけた技術もあるからだ。

「こういったトーク番組ではゲストの方のお話を聞く機会が多い。私はラジオ番組もやらせていただいているのですが、相槌のバリエーションも豊富にストックするようにしています。『ああ~』とか『うんうん』とか『へぇ~』とか、声のトーンを変えるだけで結構パターンができるんですよ。相槌のバリエーションがたくさんあったほうが、相手の方が気持ちよく話してくれるのかなって思います」
ステージではなくバラエティ番組に出演する際に意識していることを聞くと、「直感で感じたことをコメントする。あまり考えすぎないで言うことを大事にしています」ときゃりー。「世の中って必ず賛否両論あります。
いいと思っている人もいれば悪いと思っている人もいる。炎上する原因もそこにあると思っていて、『みんなの放課後』や『何だコレ!?ミステリー』で発言するときは極力、偏らず中立のような立場で言えるようにしています」と明かした。

●「言葉の世界は難しい」 直接話す大切さ実感

発信できる場というと、SNSもその1つ。2010年11月に開設されたきゃりーのTwitterは約510万人と芸能界でもトップクラスのフォロワー数を抱えている。それ故、さまざまな意見が寄せられる。

ただきゃりー本人は「これまでは理不尽なことが起こっても『わかりました。そうします』となっていたけど、10年のキャリアがあると『これおかしいでしょ?』『ありえないでしょ』と思うことがめちゃくちゃあるって気づきました。日頃ニュース見ていても思うこともたくさん。
もちろん、声をあげないという選択肢もある。けど、やっぱり思っていること、理不尽だと感じたことは黙らずに言っていきたい。それで燃えてしまうこともあると思いますが、可能な限り私の意見は書きたいんです。事務所の方からも『あんなこと書かないでね』とは言われないですし」と語る。

それと同時に「言葉の世界は本当に難しい。そういうつもりで言ったことじゃないのに、自分の意思とは違った意味で炎上してしまうことがある」と伝わらないもどかしさも痛感する。だからこそ「直接話すことが一番大事。だから歌いたいし、直接話したいと常に思っています」

今年8月17日でメジャーデビュー10年という節目を迎えた、きゃりー。
これを機に番組で対談や話を聞きたいゲストは誰かと尋ねてみた。

一人目はカリスマホストで実業家、タレントとして活躍しているROLANDを挙げる。「私、28歳でROLANDさんと同い年なんですよ。いつもROLANDさんの動画を拝見していて『なるほどな』と思うことをたくさん言われていて、ぜひ会ってみたいですね」。続いて「お友達でもある」という歌手の平井堅。「プライベートでお話したこともご飯に行ったこともあるけど、実はクリエイティブなことを話したことがなくって。堅さんのMVでの衣装や世界観は私と結構近いんじゃないかなって思うんです。クリエイティブの話をしたら、共通点が多いんじゃないかな」と声を弾ませる。


最後はレコード会社の先輩にあたる氷川きよし。「ここ最近の“きーちゃん”の存在がすごく気になる。もちろん昔から知っていましたが、ここ最近より一層輝きを増していますよね。すごく気になっています。日本コロムビアでの先輩なので、何か対談とか、もしきーちゃんがよろしければ私のライブに来てもらってコラボステージとかやってみたいです」

■きゃりーぱみゅぱみゅ
1993年1月29日生まれ、東京都出身。中田ヤスタカ氏(CAPSULE)のプロデュースのもと、2011年8月17日にミニアルバム『もしもし原宿』でメジャーデビュー。コンスタントに楽曲をリリースし、国内外でツアーも行う。クールジャパンのアイコンとしても知られるようになり、「Kawaii」文化を発信している。
10周年となる2021年にプライベートレーベル「KRK LAB」を立ち上げ、記念日の8月17日に「原点回避」をデジタルリリース。2022年1月16日より約3年ぶりとなる全国ツアー「きゃりーぱみゅぱみゅ 10th ANNIVERSARY JAPAN TOUR 2022」をスタートさせる。

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