サクラクレパス、ICカード同士の電磁波干渉を防ぐカードを発売
新製品は、認識エラーの元となる非接触型ICカード同士の電磁波干渉を防ぐため、同じカードホルダーに入れたまま、2枚のカードを使い分けることができるようになっている。厚さは1mmと薄いため、重ねたICカードの間に挟んでもかさばりにくいサイズ。氏名・企業名を記すスペースがあり、名入れサービスにも対応しているという(本体価格とは別に費用が必要)。油性ペンで直接記入することも可能となっている。
新製品の想定使用場面として、オフィス/ビルの入退室や、退勤管理、パソコンやコピー複合機などの個人認証、社員食堂や社内売店でのIC電子マネー精算などが挙げられている。
対象となるカードは、FeliCaやISO/IEC1443規格のタイプAやタイプBなど13.56MHzの周波数帯を利用する近接型非接触ICカード。同じ13.56MHzの周波数帯を利用するISO/IEC15693(ICODE、Tag-itなど)の近傍型非接触ICカードや125KHzの周波数帯を使用するHitagなどは動作保証対象外となっている。また、磁気カードや接触式ICカードなどには効果がないとしている。