上司・同僚対策! Facebook非表示設定活用術
みなさん、Facebookはやってらっしゃいますか?
30代前半の筆者はmixi黎明期からのSNSユーザーで、TwitterはもちろんInstagram、Pinterest、tumblr、そしてFacebookと様々なSNSに登録しています。
特に、社会人になってからはFacebookの重要性が増してきて、ビジネスの場で「友達」が増えることもしばしば。その背景には、本名で登録しているために下手なことが書けない、すなわち、ビジネスの相手と「友達」になっても問題ない、という共通の認識があるでしょう。
(さらにもうひとつ、私がビジネスの場で積極的に「友達」を増やしているのには理由がありますが、それは後述することとします)
とは言っても、Facebookにも見られたくない写真があったりして、会社関係の人とは友達になれないという方も多いでしょう。自分では写真をアップしていなくても、友達があなたをタグ付けしていたりと、いろいろ面倒なものです。
まさか犯罪現場を撮られているということはないでしょうが、飲み会で羽目を外した姿なんかを見られたらマイナスの印象を持たれるかもしれません。
そこで、Facebookの「友達リスト」という機能を使って投稿の露出をコントロールする方法をお教えします。
○友達リストを使ってみる
まずは使ってみましょう。
あなたの友達一覧の中から適当な1人を選んで、名前の横に表示されている「友達」というボタンをクリックしてください。
そこから「他のリストに追加」を選択するとフキダシが表示されるので、
「新しいリスト」をクリックして、適当に名前を付けます。
「同僚」「上司」「人事」「取引先」などわかりやすい名前をつけてください。2人目からは、すでに作ってあるリストを選択するだけでOKです。
なお、リストに追加したことは相手に通知されませんのでご安心ください。
続いて、「アクティビティログ」から見られたくない投稿を探す作業です。
「アクティビティログ」は自分のプロフィールページ、カバー写真の右下にあるボタンからアクセスできます。
ここをクリックすると過去の投稿がずらーっと出てきますので、その中から見られたくないものを探して、
右上のボタンをクリック、つづいて「カスタム」を選択します。
すると、
こんな画面が表示されますので、「共有対象外」の欄に先ほど作ったリスト名(、または個人名)を追加していくだけです。
これを淡々と繰り返します。どれほど多く投稿している人でも、休日を1日潰せば終わるでしょう。
上あらかじめ共有対象外の設定をしておいて、上司や同僚と友達になった瞬間、対象外リストに入れてしまえば、彼らにはあなたの「きれいな過去」しか見えません。
あなた自身は何も変わっていないわけですが、SNS上では、そこに見えているものが全てです。割りきりましょう。
ちなみに、投稿時にも、共有対象を選択することができます。
逆に「この人達にだけ見せたい」という場合には、共有対象を指定する欄にリスト名(または個人名)を入力すればOKです。
●やっかいな「タグ付け」に対応するには
○面倒な「タグ付け」に対応する。
これで、過去の投稿はきれいになりました。しかし、もっとも厄介なのが写真などへの「タグ付け」です。
飲み会で「あの人よく写真撮ってるな~」と思ったら、翌朝、タイムラインに酔っ払った自分の姿が…! なんてこと、経験のある方もいらっしゃるのでは?
すでに投稿されているものについては、ここまでに解説した方法で見えなくしてしまうことが可能ですが、これからタグ付け投稿されるものに対処する方法をお教えします。
プライバシー設定の中に「タイムラインとタグ付け設定」という項目があります。
ここを、上の画像のように変更するだけです。重要なポイントを解説しますね。
■「タイムラインのコンテンツの共有範囲」の項目
「カスタム」にし、先ほどと同じように「共有対象外」にリスト名を入力すれば、対象外リストの同僚や上司にはタグ付けされた写真が見えなくなります。
■「自分がタグ付けされた投稿の共有範囲に入っていない人で新たにその投稿の共有範囲に追加したい人」の項目
項目名が長すぎて何を言っているか分かりにくいのですが、あなた以外の人があなたをタグ付けした場合、誰に見せたいですか? と尋ねています。ここは、余計なことをしてくれるなとばかりに「自分のみ」としましょう。事実上の非公開設定です。
■「あなただと思われる写真がアップロードされた時にタグ付けの提案が表示される人」の項目
Facebookはあなたの顔を覚えて、あなたに似た人が写っている写真がアップされると「(あなたの名前)さんをタグ付けしますか?」とアップした人に提案する機能があります。これを「非公開」としてオフにすると安全です。
これで、タグ付けに関する危険は大部分を回避できます。
が、油断は禁物。ここには大きな落とし穴があります。
○写真を見られたくない相手とは、むしろ友達になった方がいい
タグ付けされていなくても、写真自体はアップした人の公開範囲に表示されます。「共有対象外」のリストに入れている相手に見られることは防げますが、それ以外の人には見られることになります。
また、1枚の写真にあなたを含め複数の人が写っていて、タグ付けも複数だった場合、「タグ付けされた人の友達」(正確には、その人が設定している公開範囲)にも、写真は表示されます。やはり「共有対象外」リストには表示されませんが、それ以外の人には見られます。
そして、「共有対象外」リストに入れられるのはあなたが「友達」になっている人だけです。たとえば一緒にタグ付けされた人の友達に、あなたの会社の社長がいて、あなたと社長が友達になっていない場合は、写真を見られてしまいます。
つまり、プライベートを見られたくない相手とは、むしろ積極的に「友達」になって「共有対象外」リストに入れるべきなのです。私がビジネスの相手と「友達」になるのは、これも大きな理由のひとつです。
○Facebookは人格の多面性を表現できる世界
Facebookは、いわば、多面鏡のようにあなたの持つ様々な面を映しつつ、それを誰に見せるかを選べる世界です。つながり方をコントロールできる点では現実世界よりも生きやすいでしょう。
ただし、すべてを厳密なコントロール下に置きたい場合には、それなりの手間がかかってしまうのもまた事実。それが面倒だと感じるなら、結局のところ、品行方正に暮らしていくしかないと言わざるをえません。
コントロールできるとはいえ、鏡に映るのは結局、現実のあなた以外の何者でもないことはお忘れなく…。
では、あなたのFacebookライフに幸多からんことを。
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