2015年9月24日 14:13
郵政上場! NTTのときはどうでしたか?--現場からの証言
○NTT上場の思い出
9月10日、郵政3社の上場を東京証券取引所が承認しました。28年ぶりの大型上場となる日本郵政グループの上場が11月4日に迫っています。
1987年のNTT上場時と比較されることが多いですが、当時はどのような状況になったのでしょうか?
当時まさに現場にいたピクテ社員にインタビューしてみました。
○証言(1)日本代表の会社、外国人
常務執行役員 年齢:56歳
当時:大手証券会社 株式調査部所属
「当時は業界全体がお祭り状態で、職種に関係なく社員全員が営業マン状態になるくらいの一大イベントでした。
お客さまには「NTTは日本を代表する会社だから、外国人が日本株を運用するなら買いにくる銘柄の1つなので株価上昇が期待できますよ」という話をしていましたね。当時私は株式調査部にいたので、NTT株を買う資金を捻出するために、他の個別株を売る人が出て株価が逆に下がるのではないかという心配もありました。
ただ、NTTの上場で個人投資家層が広がったのはとてもいいことだったと思います。
NTT上場時はバブル、今回の郵政上場はアベノミクスという追い風があるので、今回もNTT上場時と似たようなことになるかもしれませんね。」