くらし情報『NEC、物体指紋認証技術で樹脂など多様な材質の工業製品・部品の認識に対応』

2015年9月24日 15:54

NEC、物体指紋認証技術で樹脂など多様な材質の工業製品・部品の認識に対応

NEC、物体指紋認証技術で樹脂など多様な材質の工業製品・部品の認識に対応
NECは9月24日、工業製品・部品の表面に自然発生する微細な紋様をもとに固体識別・真贋判定が可能な「物体指紋認証技術」を強化し、樹脂など多様な材質の工業製品・部品の認識に対応したと発表した。

物体指紋認証技術は人間の目では判別が困難な製品固有の紋様をスマートフォンなど汎用カメラで撮影し、事前登録した画像と商号することで製品の真贋を瞬時かつ高精度に識別する同社独自の技術。

近年、企業における製造・流通のグローバル化に伴い、商品の適切な管理・品質保証などがブランドの維持向上に対して重要となっている。ブランドに関しては特に偽造品が年々増加し、正規メーカーや流通業者の金銭的損害だけでなく、日用品から安全装備品などにまで広がり、場合によっては人命に関わる事故を招く危険性も指摘されるなど消費者が受ける被害も深刻化している。

しかし、ブランドを保障するため大量にある製品にタグや特殊加工を施すには膨大なコストと時間を要するほか、正規商品の識別には専用の装置や専門家の人手も必要となっている。偽造品を製造・流通などの段階で未然に阻止するには国内外の流通市場全体を監視する必要もあるが、必要な装置や人的リソース・コスト面などから、個々の企業で対策を行うには限界があったという。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.