Windows 10ミニTips (18) セーフモードの呼び出す●つの方法
○「msconfig.exe」からセーフモードを起動する
最初は一番簡単と思われる「システム構成(msconfig.exe)」を使用する方法。システム構成の「ブート」タブに用意された「ブートオプション」セクションで、「セーフブート」を有効にするだけだ。
ここで選択できるオプションだが、「最小」は通常のセーフモード。「代替シェル」はコマンドプロンプトを使用したセーフモード、「Acive Directory修復」はLAN上にAcive Directoryサーバーがある場合にのみ使用可能。「ネットワーク」はネットワークアクセスを有効にしたセーフモードとなる。
ただし、この方法は次回の再起動時もセーフモードになってしまうため、通常の再起動ではなく「セーフブート」の設定を変更してPCを再起動した方が安全だ。
○「設定」からセーフモードを起動する
次はWindows 8から導入された、UXからセーフモードを起動する方法。多くの場面で一般的な手順となるため、こちらも紹介しておこう。
○セーフモードを呼び出す他の方法
先のセーフモードを呼び出す方法は他にもいくつか用意されている。「電源」のメニューに並ぶ「再起動」を「Shift」キーをしながら選択する方法や、コマンドラインから電源操作を行うコマンド「shutdown.exe」にオプション「/o」を追加する方法も便利だ。
だが、何らかの理由でデスクトップ描画が乱れ、これらの方法が選択できない場合もある。その際はセキュリティ画面を呼び出し、右下に並ぶ電源ボタンから「Shift」キー+「再起動」を選択すれば、オプションの選択画面に移行できる。
阿久津良和(Cactus)