2015年9月30日 09:30
「オタク」の金銭感覚 (1) アイドルグループメンバーの"おっかけ"OLの場合--「使うお金にすごく肯定感」
日本は、アニメ、漫画、ゲーム、アイドルなどの文化で世界を牽引しているが、そうした文化をこよなく愛する人々は、いつの時代からか「オタク」と言われるようになっている。では、そうした人たちの"金銭感覚"はどのようになっているのだろうか。本連載では、『「オタク」の金銭感覚』と題し、オタクの方々が日常的にどれだけ趣味にお金をつかっているかを聞いた内容をご紹介したい。
連載第1回の今回は、ある男性アイドルグループのメンバーが好きな20代前半のOLのAさん。自分がそのメンバーの「オタク」であると自認している。
○母娘で同じグループの別々のメンバーを好きに
――そのメンバーを好きになったのは、いつぐらいからですか?
13歳の時からです。母が友人から男性グループのDVDを借りてきて、一緒に観たのがきっかけでした。それで母もそのグループのあるメンバーが好きになって、私は別のメンバーが好きになりました。
――母娘で同じグループの別のメンバーを好きになったわけですね。
はい。DVDを観た後、母と「コンサートに行きたいね」って話になり、そのDVDを観た翌々年に初めてコンサートに行きました。最高でした。それと前後してファンクラブにも入りました。