2015年9月30日 14:41
「株価」をチェック後、その前に使っていたアプリへサッと戻る方法を紹介
iOSには、「WEBビュー」と呼ばれる機構がある。リンクのタップなどをきっかけにアプリの画面内にWEBページを表示する機能で、「アプリ内ブラウザ」と呼ばれることもある。アプリをSafariに切り替えることなくWEBコンテンツを生かせるため、多くのアプリに活用されている。エンジンはSafariと共通で、ページデザインを気にせずに済むこともポイントだ。
iOS 9では、そのWEBビューが改良された。アプリ内にWEBページを表示することはもちろん、Safariが保有しているクッキーなどのデータを生かせるようになった。iCloudキーチェーンにもアクセスできるため、ログインを要求するサイトにWEBビューでアクセスしても、ユーザIDやパスワードを入力し直す必要がない。ふだん使うSafariの環境そのままを、アプリ内で利用できるようになったのだ。
画面を呼び出したアプリに戻りやすくする仕掛けも用意された。ふだん通信キャリアの電波状態(アンテナ本数)が表示されているステータスバー左端の「○に戻る」をタップすれば、Appスイッチャーを利用することなくスムーズに呼び出し元のアプリに復帰できる。
この機構は、意外なところでも活躍する。