東京都・昭島市で、日本の"いす文化"の変遷をたどる展覧会
同展は、同博物館所蔵の近代日本の椅子をはじめ、近代日本の椅子にかかわる絵画、書籍、図面などを展示紹介するもの。欧米の椅子を模倣することで始まった日本の椅子作りは、今ではそのデザインにおいて世界的に高い評価を受ける椅子を数多く生み出すまでに至っており、それとともに、日本人の暮らしも床座から椅子座主体の暮らしへと大きく変化してきたという歴史がある。同展では、幕末から明治・大正期にかけてどのような椅子が日本で生み出され、また忘れ去られていったか、その変遷を辿るとともに、日本人の暮らしの中で育まれてきた様々な椅子など、30点が展示されるということだ。