秋に向けて、そろそろ押入れから掛け布団を取り出す頃。そこで気になるのが、ふとんの清潔感……。そこで今回は、ふとんに発生するハウスダストの知識や対策について、レイコップ・ジャパン プロダクトマネジメント部 R&D課の森本孝氏と、家事アドバイザーとして活躍する藤原千秋氏に伺った。
○ふとん環境から発生するハウスダストとは
――ハウスダストの定義というのは?
森本さん:ハウスダストの定義は、単純に言えば家の中の塵。例えば、食べかすや人間のフケなどがあげられます。ほかに、煙草のヤニが浮遊して壁にくっついていたものが落ちてもハウスダストになります。アレルギー持ちの方だと、ハウスダストの中でも特にダニの影響が気になる人が多いのではないでしょうか。
――ふとんの中にハウスダストは、どれくらいあるものなのでしょうか
藤原さん:ふとんの中の綿などの詰め物が表面に上がってくることも原因ですし、ダニの死骸がハウスダストになることもあります。
ふとんに付着した食べカスなどの匂いに寄せられたダニが「ここに住んじゃおう!」と、移動してくることもあります。
○ふとん環境のハウスダスト対策とは
――ぜひ、誰でもできるようなふとんのハウスダスト対策の方法を教えて下さい
森本さん:風通しを良くすること、掃除機で吸うことでアレルゲンが減るという研究結果は出ています。