くらし情報『ロシアの隕石クレーターで発見されたダイヤは天然のナノ結晶ダイヤ -愛媛大』

2015年10月2日 10:02

ロシアの隕石クレーターで発見されたダイヤは天然のナノ結晶ダイヤ -愛媛大

ロシアの隕石クレーターで発見されたダイヤは天然のナノ結晶ダイヤ -愛媛大
愛媛大学は10月1日、ロシア・シベリアの巨大隕石クレーターで発見されたダイヤモンドが天然のナノ結晶ダイヤモンドであることがわかったと発表した。

同成果は同大学地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)の大藤弘明 准教授、入舩徹男 教授(東京工業大地球生命研究所兼任)らと、ロシア科学アカデミーのK. D. Litasov 教授らの日露共同研究チームによるもので、10月1日の英科学誌「Scientific Reports」オンライン版に掲載された。

シベリア北部にある直径100kmにおよぶPopigaiクレーターは、1970年代に周辺で通常より硬いダイヤモンドが発見されており、ダイヤモンドが大量に存在する可能性のあるエリアとして注目されてきた。

今回の研究では、GRCの集束イオンビーム微細加工装置と透過型電子顕微鏡を使用しPopigaiダイヤモンドの特徴と生成過程を詳しく調べた。その結果、研究で調べた10個のダイヤモンドうち、黄色味を帯びた透明のダイヤモンドが、数十nmの微粒の純粋なダイヤモンドで構成されている「ナノ多結晶ダイヤモンド」であり、隕石衝突時の超高圧・高温により地表付近に存在していた単結晶グラファイトが変化してできたことがわかった。

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