2015年10月3日 10:00
Android界への挑戦状か、はたまた救世主か - Move to iOSの使い勝手をチェック
●Move to iOSでできること
アップルは同社初のAndroid用アプリとなる「Move to iOS」をGoogle Playで公開した。AndroidからiOSへの環境移行に利用するアプリだが、アップルによるiOS陣営からの「挑戦状」「侵略」と受け取るユーザーも多く、感情的なレビューが横行している。実際のところ、どの程度簡単に移行できるものなのか、普段iOSをメインに使っている筆者が確認してみた。
○何ができるアプリなのか?
スマートフォンには写真やメール/メッセージなど、さまざまな個人的データがたっぷり詰め込まれている。こうしたデータは、iOSならiCloud、AndroidならGoogleの各種クラウドサービスを介して共有したり、ほかの機器に引き継ぐことができるが、異なるプラットフォーム間での移行は、ベテランユーザーでもなかなか面倒臭いものだ。携帯電話キャリアでも、機種変更の際にデータ移行をサービスしてくれる場合、iPhoneだけ別扱いというケースが多い。
Move to iOSはこうしたデータの移行をユーザーに代わってやってくれるアプリだが、移行できるのはメール、写真、連絡先、ブラウザのブックマーク、Googleアカウントだ。