エアアジア・ジャパン、2016年4月に就航 - 中部を拠点に3路線同時開設
各路線は1日2往復を予定しており、航空券は11月下旬に発売する。具体的な運賃については未定だが、大手の同一路線に比べて半分から3分の1程度に設定する見通しという。10月16日にはエアバスA320初号機を受領し、就航に向けて各種手続きを進めていく。
エアアジア・ジャパンは2011年にANAと合弁で設立し、2012年8月に成田=新千歳線などに就航したが、業績不振や方向性の違いにより2013年に合弁を解消。同年に日本市場から撤退した。エアアジア・ジャパンの代表取締役兼最高経営責任者であった小田切義憲氏は2013年にANAを退社し、2014年7月に改めてエアアジア・ジャパンの代表取締役社長として新生エアアジア・ジャパンを発表した。
同社は2015年9月25日付で株主と議決権の割合を変更。エアアジア・インベストメントを筆頭に(33%)、楽天(18%)が続くのは従来と変わらないが、ノエビアホールディングスは13.4%から18%へ、アルペンは7.4%から18%へ、それぞれ議決権比率を上げた。
さらに、フィンテック・グローバル・トレーディングが新たに加わり、13%の議決権比率を所有する。なお、従来第2位だったオクターヴ・ジャパン インフラストラクチャーファンドは議決権比率を失ったが、今後も出資は継続となる。