CEATEC 2015で見つけた生活家電 - キッチン家電も「コードレス」化を実現
●家電に電源コードが不要になるかも?
秋晴れに恵まれた10月7日、千葉県の幕張メッセにて最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2015」が開幕した。本稿では、CEATEC 2015の展示のうち、ふだんの生活に密接に関係している家電製品をピックアップして紹介しよう。
○「コードレス」のキッチン家電
まずは「ワイヤレスパワーコンソーシアム」で見つけた「コードレスキッチン家電」から。ワイヤレスパワーコンソーシアム(以下、WPC)とは、ワイヤレス(非接触)給電技術の国際標準規格を策定する業界団体だ。電磁誘導方式をもとにしたワイヤレス給電の国際標準規格「Qi(チー)」に関連する展示が主であるものの、個人的に「実現したら(めちゃくちゃ)便利そう」だと思ったのが、今回参考出品されていたコードレスキッチン家電たち。
Royal Philips(日本法人はフィリップス エレクトロニクス ジャパン)もWPCに参加している団体の一つ。木製のキャビネットにしか見えないが、「ノンフライヤー」などの家電製品を置いてみると、コンセントにつないでいないにもかかわらず、スイッチが入った。
この仕組みはキャビネットを開けてみると理解できる。