「RoBoHoN」にシャープが賭ける理由 - 西田宗千佳の家電ニュース「四景八景」
●歩行するロボット型のスマートフォン
直近のニュース記事をピックアップして、「家電的な意味で」もうちょい深掘りしながら楽しい情報や役に立つ情報を付け加えていこう……という趣向で進めている当連載。今回の題材はこれだ。
シャープ、人のココロに働きかけるロボット型携帯電話「RoBoHoN」発表 (10月6日掲載)
CEATECからはソニーが去り、日立が去り、東芝も去った。大手家電メーカーがパナソニックとシャープくらいになり、三菱電機はNECなどと同じくくりにいる。「家電技術の展示会」としてはなんとも寂しい状況にあるのだが、スタート前日の10月6日に突如発表され、その愛くるしい姿から記者団をメロメロにし、話題をさらったのが、シャープが発表したモバイルロボット電話「RoBoHoN(ロボホン)」だ。
中身をまだご存じない方はとりあえず、シャープが公開しているコンセプトムービーをご覧いただくのがいいだろう。初めて見る人は、十中八九あっけに取られることを保証する。
ムービー内で行われていることは絵空事ではなく、「基本的には、すべて製品版で実現できること」とシャープ側も説明している。
○課題は「脱・液晶一本足打法」