2015年10月13日 20:13
Surface Bookから見るMicrosoftの戦略 - 阿久津良和のWindows Weekly Report
既報のとおり、Microsoftが米国時間10月6日に開催した発表会は新デバイスが中心となり、Windows 10に関して多くは語られなかった。だが、「Surface Pro 4」や「Surface Book」など話題に事欠かない。そこで本レポートでは数回にわたってMicrosoftの新デバイスが持つ可能性を考察する。
○デスクトップPCを置き換える「Surface Book」
まずは、2-in-1スタイルでありながら、ノートPCとしての性格を色濃く持つ「Surface Book」の特徴を確認していこう。最大の注目ポイントはキーボード周りだ。脱着式のキーボードにはGPUを内蔵しており、ドック的な存在として機能する。
公式スペックに「GeForce」という名称を確認できるが、GPUの詳しい性能は明らかにしていない。説明によれば「Adobe PhotoshopやAutoCADが利用できる」とあるが、少なくともIntel HD Graphics 520以上の性能を期待して構わないだろう。
なお、キーボード部分の重量は約788gと本体の728gを超える。
発表会での説明や動画を見る限り、キーボードの打鍵感もよさそうだ。