2015年10月14日 10:21
ヤフー、OpenStack基盤にOpen Compute Projectを採用
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とITOCHU Techno-Solutions Americaは10月13日、ヤフー(Yahoo! JAPAN)の米国現地法人であるYJ Americaが所有する米国データセンターの仮想化統合基盤にOpen Compute Project(OCP)の仕様に基づいたソリューションを提供したと発表した。
これは、クラウド基盤を構築するオープンソース・ソフトウェア「OpenStack」を利用した仮想化統合基盤への導入となり、Yahoo! JAPANでOCPが採用されるのは初めてのこと。
OCPは、米国Facebookが自社サービスで使用しているデータセンターやサーバなどのハードウェア仕様をオープン化するために2011年に開始したプロジェクト。データセンター向けハードウェアを標準化・オープンソース化し、大規模データセンターに最適なハードウェアを設計・提供するための運営団体として「Open Compute Project Foundation」が設立された。
現在では、Facebookなどのユーザー企業に加え、大手ハードウェアベンダーやソフトウェアベンダー、SI企業など、全世界で150社以上がOCPに加盟し、OCP仕様のサーバ、ストレージ、スイッチ、ラックなどの開発が進められている。