2015年10月14日 17:32
マイクロソフト、月例セキュリティ更新(10月) - 「緊急」3件、「重要」3件の脆弱性
日本マイクロソフトは14日、毎月定例で提供している月例のセキュリティ更新プログラム(月例パッチ)の10月分を公開した。6件の脆弱性情報が公開され、深刻度がもっとも高い「緊急」が3件、2番目に高い「重要」が3件となっている。悪用が確認されている脆弱性はないが、インターネット上に情報が公開されている脆弱性はあり、今後悪用の危険性があるため、対象となるユーザーは早急のアップデートが推奨されている。
○Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3096441)(MS15-106)
MS15-106は、Internet Explorerに複数の脆弱性が存在し、最悪の場合、特別に細工されたWebページを表示するだけでリモートでコードが実行される、というもの。
IEの複数のメモリ破損の脆弱性、VBScriptエンジンの脆弱性、特権の昇格といった脆弱性があり、一部のVBScriptエンジンの脆弱性はインターネット上で脆弱性情報が公開されていたが、悪用は確認されていないという。
対象となるのはInternet Explorer 7/8/9/10/11で、最大深刻度は「緊急」