くらし情報『昔の宇宙でも今と似た環境下でスターバーストが発生していた - カブリIPMU』

2015年10月15日 13:02

昔の宇宙でも今と似た環境下でスターバーストが発生していた - カブリIPMU

昔の宇宙でも今と似た環境下でスターバーストが発生していた - カブリIPMU
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(カブリIPMU)は10月15日、チリのアルマ望遠鏡やフランスのビュール高原電波干渉計による観測で、遠方のスターバースト銀河の環境が、激しい星形成が起きている近くのスターバースト銀河と似ていることがわかったと発表した。

同成果はカブリIPMUのJohn D. Silverman 特任教授らの研究グループによるもので、米天体物理学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ」に同日掲載された。

スターバースト銀河とは、爆発的な星の形成が起きている銀河のことで、地球の近くにあるスターバースト銀河ではガスが星へと変換される効率が高いことが知られており、通常の銀河での星形成とは異なるメカニズムを持つ可能性があると考えられている。これまでの研究では銀河における星の形成は90億年前に最も盛んだったことが知られているが、昔の宇宙でも近くのスターバースト銀河で起きているような環境があったのかどうかは明らかになっていない。

同研究グループはアルマ望遠鏡とビュール高原電波干渉計という2つの電波望遠鏡を用いて、星形成が盛んな遠くの7つの銀河が放つ一酸化炭素分子ガスの電波を観測した。

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