2015年10月18日 14:00
米Google、Chromeでアドレスバーのセキュリティアイコン仕様を変更へ
米Googleは10月13日、Google Chrome 46のバージョン46.0.2490.71から、ページの安全性を示すアイコンを変更すると発表した。
安全ではない画像を含むといったマイナーなエラーのあるHTTPSページに対してアドレスバーに表示する警告付きのアイコンを廃止し、通常のHTTPページと同じにした。これにより、アイコンの種類は4つから3つに簡素化されている。
安全のためにHTTPSを利用するWebサイトの中には、通常のHTTP通信を利用する広告や画像が含まれるなどすべてがHTTPSを利用していない場合がある。これに対してChromeでは、鍵と黄色い三角を組み合わせたアイコンで警告してきた。今回これを廃止し、通常のHTTPページと同じ白いページアイコンにそろえる。
変更する理由についてGoogleは、「ページのセキュリティ状態をより分かりやすく示すため」「ユーザーが知るべきセキュリティ状態の種類を減らして簡素化するため」と2つの理由を挙げている。
特に前者については、「サイト運営者がHTTPからSSLを利用したHTTPS通信に移行する上で、コンテンツが混ざっている状態があるが、これは以前よりも安全性が劣ったというわけではない。