AMD、組み込み向けプロセッサ「Rシリーズ」にExcavatorコア採用の新モデル
コンシューマ向けAPUの"Carrizo"と同様に、CPUにExcavatorコア、GPUに第3世代GCNベースのRadeon GPU Coreに加えて、新たにサウスブリッジ機能を統合した。1チップのSoCとすることで前世代の"Bald Eagle"と比べて、システムにおける実装面積を30%削減できるという。
メモリはDDR4とDDR3をサポート。ECCメモリにも対応する。HSA(Heterogeneous Systems Architecture) 1.0に準拠し、CPUとGPUを共通のメモリ空間で扱う「hUMA」などの機能を備える。また、DirectX 12や4Kに対応したHEVC / H.265のデコード、マルチディスプレイにも対応する。
AMDが公開したベンチマークテストの結果によると、グラフィックス性能は、Bald Eagle世代のRX-427BB比で最大22%、Broadwell世代のIntel Core i7-5650U比で最大58%上回り、CPU性能はRX-427BB比で最大25%優れるとしている。
各モデルの仕様は以下の通り。configured TDPに対応し、12W~35Wまで1Wずつ調整することができる。