ちょっとアレな検索をするときの心配りって? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ
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iOSに標準装備のWEBブラウザ「Safari」は、アクセスしたサイトの情報を履歴として残します。履歴を遡れば、以前アクセスしたサイトにすばやく再訪できるというだけでなく、WEBサイトのデータをキャッシュとして記録することにより、パケット通信量の節約や表示時間の短縮にもつながります。
しかし、履歴は"諸刃の剣"です。履歴を調べれば、どのWEBサイトにいつアクセスしたか一目瞭然ですから、他人に見られると自分の趣味・趣向がまるわかりになります。
当たり障りのないWEBサイトばかり閲覧しているのならばともかく、人にいえないコンテンツを見る機会が少なくなければ、なんらかの対策をとるべきでしょう。
その王道ともいえる方法が「プライベートプラウズ」です。iOS 7以降のSafariでは、画面下の領域にある「□」が重なったボタンをタップ、左端に現れた「プライベート」をタップすれば以降はアクセス履歴が残らない特殊モードになります。Safariの縁取りが黒く変わるため、プライベートモードかどうかをすぐに見分けることができます。
プライベートブラウズ機能に問題があるとすれば、機能の有効化をつい失念してしまうことかもしれません。Safariを起動してボタンをタップし、「プライベート」をタップして……という複数の操作ステップが必要なため、ついつい面倒で、となりがちです。そのときアクセスしたWEBサイトが家族バレして大恥をかいた、などということにならなければいいのですが、そんなときにかぎって思うようにいかないものです。
「3D Touch」を搭載したiPhone 6s/6s Plusは、その問題がなくなりました。
ホーム画面でSafariのアイコンをタップして起動せず、強めに押しこんでショートカットメニュー(クイックアクション)を表示し、「新規プライベートタブ」を選択すればOKです。すばやくプライベートモードへ移行できるようになったため、秘密のサイトアクセスがバレる危険性は低下するはずです。