2015年10月22日 13:47
Renesas DevCon 2015 - クラウドの未来を切り拓くRenesas Synergy一色となった基調講演
●随所にグローバルイベントらしさを感じさせたDevCon 2015
○ルネサスをグローバルリーダーにするのがCEOのミッション
すでにイベントプレビューのレポートにも書いたが、10月12日~15日にかけて「Renesas DevCon 2015」が開催された。開催の主体は「REA(Renesas Electronics America)」であり、2012年にも同じ会場でやはりRenesas DevConを開催しているが、大きな違いは前回があくまでREAの主催するアメリカ向けのイベントだったのに対し、今回はグローバルイベントということだ。もっともそうは言ってもメインとなるのはアメリカの開発者向けではあるのだが、随所にグローバルイベントらしさを感じさせる部分があった。
その最たるものが基調講演冒頭におけるルネサス エレクトロニクスの代表取締役会長兼CEOを務める遠藤隆雄氏の挨拶であろう(Photo01)。氏は「私のミッションは顧客のためにルネサスをGlobal Semiconductorのリーダーのポジションに着ける事だ」とした上でSynergyプラットフォームがシリコンバレーで開発されたことや、ADASソリューションが米国とヨーロッパの共同開発である事を紹介した。