2015年10月26日 11:17
Klipschの新フラッグシップイヤホン「X20i」とハイブリッド型「XR8i」を徹底試聴 - 秋のヘッドフォン祭 2015
●AcuPassフィルターで高域と中低域を整える
東京都・中野サンプラザで24日・25日に開催された「ヘッドフォン祭2015」で、Klipschの新製品群を試聴した。そのうちインナーイヤー2モデルについて、じっくり聴いたサウンドインプレッションをお届けしよう。
○Klipsch新製品群まとめ
今回発表されたインナーイヤータイプは、バランスド・アーマチュア(BA)デュアルドライバーの「X20i」、BAシングルドライバーの「X12i」と「X6i」、BAとダイナミックのハイブリッド「XR8i」の4モデルだ。
そのうち2ウェイ構成のX20iとXR8iは、Sonion社の音響フィルター技術「AcuPass」を採用。ウーファーとツイーターの干渉を抑え、広い帯域幅とスムーズなレスポンスを得ることが狙いだ。X20iとXR8iのドライバーはそれぞれ異なるが、クロスオーバー周波数帯の調整などチューニングにより同等の効果を実現している。
「X12i」は、BA搭載機がまだ珍しい2008年に登場し、2014年に復活を遂げるほどの高評価を獲得した銘機「X10」を継承するモデルだ。さらに、磨きをかけたフルレンジBAドライバー「KG-926」