篠田麻里子「子供と思い出が作れる仕事が理想」 玄米生活は中断「最近は白米」
●母になって視点が大きく変化子育ては「本人の自立心を尊重」
アイドルグループ・AKB48の元メンバーで、女優やタレントとして活動している篠田麻里子。2019年に一般男性と結婚し、昨年女児を出産して1児の母に。YouTubeチャンネル「篠田麻里子ん家」では子育ての様子も公開し、注目を集めている。公私ともに充実の日々を送る篠田にインタビューし、子育てや仕事について話を聞いた。
――結婚・出産後の心境の変化を教えてください。
結婚による心境の変化はあまりなかったですが、出産してから色々な事をナイーブに感じやすくなりました。子供のことになると繊細に傷ついたり、涙もろくなったり、こんなに変化するんだなと日々感じています。一つ一つのニュースも今まで以上に感じることが多いですし、自分の母と父への尊敬や、世の中のお母さんやお父さんに共感することも増えて、自分の視点が変わりました。
――母親になるというのは、やはり大きな心境の変化があるのですね。
大人になったと思っていましたが、まだまだ子供だったなと思うことがすごく多くて、子供から学ぶことも多いですし、視点が広がったことで、人に対してもっとこういう風にしてあげたいと思ったり、考え方や価値観がすごく変わりました。
――どういうときに、まだまだ子供だなと感じるのでしょうか。
旦那さんと2人だけなら話し合いで解決できていたものが、自分に余裕がない時は話し合いができなかったりして、そういうときにまだまだ甘かったなと感じます。
――家族円満のために心がけていることはありますか?
思いやりが大事なのかなと思いますが、余裕がないときはなかなか難しいですよね(笑)。まだ私たちも父と母としては新人なので、話し合ってやっていこうねって。話し合いができるというのは大きいかなと思います。
――子育てのモットーを教えてください。
本人の自立心を尊重し、本人がどうしたいのかじっくり観察するようにしています。手でぐちゃっと食べられると汚れるなと思うけど、余裕があるときはやりたいようにさせます。ダメなものはダメなので「やめて」と言うこともありますが、その言い方を工夫したり、自分がされて嫌なことはしないようにしています。
――今年は舞台『酔いどれ天使』にも出演され、仕事と育児を立派に両立されていました。本番中は旦那さんのお母さんに助けてもらった部分もあり、1人ではできなかったです(笑)
――お子さんを寝かしつけてからジムに行く日もあったそうで、すごいなと思いました。
体力が重要ですし、免疫力が下がると感染症になったりもするので、疲れていられないなと。必死に体力をつけようという感じでした。子育てもしたいけど、舞台に出られる体力もほしいということで通っています。
――ご結婚されたとき“玄米婚”とも言われましたが、玄米生活は続いていますか?
それが、最近はもう白米なんです(笑)。噛む時間がないというか、流し込むようにご飯を食べているので、玄米を噛んでいられないんです。
――いつから白米に?
出産してからです。8時間も水につけていられず、速攻炊いて食べています(笑)
――また余裕ができたら玄米に戻しますか?
そうですね。子供の顎の発達とか考えて玄米にするかもしれません。
●YouTubeで子育ての様子を発信「大変だったことも思い出に」
――女優のお仕事やバラエティ出演など、いろいろな活動をされていますが、特にやりがい感じていることを教えてください。
一番は舞台です。子供がいて舞台をできるのだろうかという不安はありましたが、やってみるとやっぱり楽しくて、AKBの時もそうですけど舞台畑でやってきたからこそ、生の反応や、お客さんが入って作品が出来上がる感じとか、毎日毎日違う刺激があってクセになります。
子供との時間も大事なお仕事だと思っていて、一番かわいい今の時期をたくさん思い出にしたいという思いも強いです。
――YouTubeチャンネル「篠田麻里子ん家」で子育ての様子を公開されていて、癒されるし勉強になるという声が上がっていますね。
裏側は大変な部分もありますが、大変だったことも映像にすると思い出に変わる。乗り越えたら思い出に変わるという気持ちで楽しんでいます。
――お子さんからもらうパワーが原動力に?
絶対的な無償の愛を与えてくれています。子供が向けてくれる目線や、この子を幸せにしなきゃいけないなという使命感が原動力になりますね。
――YouTubeで子育ての様子を公開するというのは、同じように頑張っているママたちへの応援の思いもあるのでしょうか。
応援というより、一緒に頑張っていくという気持ちです。
私もコロナ禍で出産したので、相談する相手がそんなにいなくて、YouTubeでの発信に対して「参考になった」という言葉をいただいたときに、やっている意味があるんだなと思えてうれしいです。
――最初、娘さんの顔出し出演は悩みましたか?
悩みましたね。でもそれはそれぞれの家庭が決めていくことで、親が守っていくという考え方でいいと思いました。
――公私ともに充実の日々を送られていますが、思い描いている将来像を教えてください。
コロナ禍になって家族との時間に焦点があたって、当たり前に思っているものが当たり前ではなく、すごくありがたいことなんだなと思ったので、子供と一緒にお仕事ができる環境ってすごくいいなと思っています。もちろんお芝居も好きなのでやっていきたいですが、子供と一緒に思い出が作れて、それが仕事になったら一番理想ですね。遊びが仕事になる日々ってすごく幸せだなって。
――親子タレントとして活動されるということでしょうか?
タレントは考えてないですけど、一緒の時間が過ごせたらいいなと。
旅番組とかに出れたらいいなと思っています。
●芸能活動において大切にしていることAKB48時代の学びも明かす
――芸能活動において大切にしていることがありましたら教えてください。
見た目はだいぶ気をつけています。表に出たときに太ったなって思うのが嫌ですし(笑)。そしてコロナ禍なので体調管理も気をつけています。
――峯岸みなみさんの卒業コンサートで「上からマリコ」を披露された際に、変わらぬ美貌とスタイルに絶賛の声が上がっていました。
ありがとうございます!
――スタイル維持のためにやっていることはありますか?
人の目を意識するようにしています。ジャージでうろつくこともありますが、おしゃれするときは徹底的におしゃれするとか、見られている意識がないと私の場合はボサボサになっていくので(汗)。
あと、週3くらいでジムに通ってストレッチをしています。
――AKB時代に学んだことで今も役立っているなと感じていることも教えてください。
学んだことはたくさんあります。AKBの時は台本が無い事もあり、自分でトークを考えないといけないし、自分で笑いを作らないといけないので、トークは鍛えられたなと思います。常にファンの方に喜んでもらえることを考えていたので、こうすればファンの方が喜んでくれるんじゃないかなという気持ちは常にあります。――確かにAKBの方たちはトーク力があり、サービス精神も旺盛な印象です。
さっしー(指原莉乃)とかうまいなと思うのは、自分も(アイドルの)ファンだったので、ファン目線でどういう風に言われたらうれしいかわかっていて、AKBのときからそういうのが輝いていましたね。トークも上手ですし。
――最近、AKB時代の仲間の方たちの幸せなニュースが続いていますね。
うれしいですね。(大島)優子の結婚もそうですけど、幸せな気持ちになります。もちろん結婚が幸せのすべてではないと思いますが、みんなの楽しいニュースは私もうれしくなります。
――皆さんのご活躍も刺激になりますか?
なりますね。新しいことに挑戦している姿を見たりするのは自分も感化されます。前に進んでいる姿を見て、自分も仕事を頑張ろうと思うし、みんなの活躍が自分の励みにもなっています。
■篠田麻里子
1986年3月11日生まれ、福岡県糸島市出身。2013年7月にAKB48を卒業後、女優、タレントとして幅広く活躍中。2019年2月に一般男性と結婚し、2020年3月末に第1子女児を出産した。出産後、YouTubeチャンネル「篠田麻里子ん家」を開設し、子育てなどプライベートの様子を配信。2021年に「第13回ベストマザー賞」芸能部門を受賞した。
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