くらし情報『日立、リアルタイム/高精度で人の行動の計測と属性を推定する技術を開発』

2015年10月27日 17:13

日立、リアルタイム/高精度で人の行動の計測と属性を推定する技術を開発

日立、リアルタイム/高精度で人の行動の計測と属性を推定する技術を開発
日立製作所は10月27日、ステレオカメラで取得した3次元データの解析を行うことで、人の行動の計測と、その属性(特徴)の推定をリアルタイムで高精度に行う技術を開発したと発表した。

IoTやビッグデータの進歩により、人が集まる場所での人間の行動や、個人の行動データに年齢層や親子連れなどの属性データを組み合わせて解析することなどが、新たなサービスの提供につながると期待されている。これまで、そうした人間の行動を計測する手法としては、監視カメラやレーザーレーダー、赤外線タグ、GPS端末などがあったが、いずれもリアルタイムかつ高精度に計測することは難しかった。

今回開発した技術は、ステレオカメラを用いて立体的な3次元データを作成。人の頭部付近のデータを抽出し、俯瞰視点の画像データに変換することで、混雑した空間でも安定した位置の計測を可能とし、リアルタイムでの高精度な処理を実現したとする。また、画像上の人の位置の時間的変化を求めることで、高精度な人の位置の追跡を可能にし、実環境データにおける評価では、追跡率を従来比で約30%の向上を実現したとする。

さらに、人のほか、その周辺の立体的な形状の分析も行うことで、車いすやベビーカーを認識し、それらを持つ人の属性を推定する技術も開発。

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