元かみやど・萩田こころ&三葉みゆ、新グループ・iSPYデビューライブで涙
元かみやどの萩田こころと三葉みゆが所属する、6人組アイドルグループ・iSPY(アイスパイ)が10日、東京・duo MUSIC EXCHANGEでデビューライブを開催した。
iSPYは、今年6月に活動終了したアイドルグループ・かみやどのメンバーだった萩田と三葉を中心に、オーディションから選ばれた、楠城ひめか、瀬乃かな、夏川みずき、宮田くるみの4名を加えて結成。グループ名のiSPYは英語で「見つけた」の意味で、“i”はグループが見つけたファンのハートを表し、「スパイの様にいつの間にかハートを盗み出してしまうような魅力あるグループ」を目指して名付けられた。
6人揃ってのパフォーマンスは、今回のライブが初。オーディションを勝ち抜いた4名を紹介するVTRの後、登場した6人が「初めまして、iSPYです。一緒に楽しんでいきましょう!」と駆け付けたファンに呼びかけると、「STAGE!!」を披露。その後も「恋コガレ」「ラストゲーム」など全5曲で会場を盛り上げた。
歌い終えた瀬乃は、「ずっとアイドルになりたいという夢がありました。
このiSPのメンバーとしてステージに立つことができてとても嬉しく思います」と笑顔。楠城も「これからもっと、もっと、家族にも、友達にも、ファンの方々にも、成長した姿を見せていけるように、両親にも感謝して頑張ります」と意気込み、宮田は「配信審査の中で、辛いこととかもたくさんありました。でも、今このように、iSPYの始まりを観るために駆けつけてくれたみなさんがいることが、本当に嬉しいです」とファンに感謝した。この日、芸能界デビューとなった夏川は、「一生に一度のデビューライブという日をたくさんの方に観て頂けて、とても嬉しいです。これからのライブがもっと楽しみになりました」と初々しい一面も見せた。
グループの中心である三葉は、「2人でアイドルグループを結成すると決めたときは、『この2人で大丈夫かな?』と思った人もいると思いますが、このお披露目ライブで見せた『iSPY』のすべてが私たちが選んだ決断だと思っています」と涙ながらにコメント。萩田も「こうして、みゆと新しいメンバーと一緒にステージに立てたことを本当に嬉しく思います。ファンのみなさまがいたおかげです」と感涙し、三葉に励まされながら「これからもよろしくお願いします」と深く頭を下げた。
最後には、16日から東京・SHIBUYA THE GAMEでデビュー記念となる3DAYS単独公演、14日にはバトゥール東京で初の対バンライブに出演することが発表された。
■ライブ直前インタビュー
――自己紹介と今の心境をお願いします。
楠城:ピンク色担当で16歳です。ライブの会場に来てから、やっとデビューするという実感が湧いてきました。すごく緊張していますが、両親への感謝の気持ちがより膨らみました。人前に立ってパフォーマンスをするのは今日が初めてなのですが、どんな風景が見えるか、想像もつきません。
瀬乃:水色担当で20歳です。リハーサルが終わって少し緊張がほぐれたのですが、時間が経つにつれて、緊張と楽しみが高まっています。
極真空手をやっていたのですが、小学校のころ、神奈川県大会で、2年連続「男子の部」で2位でした。「女子の部」で1位になったので、「男子の部」にも出場しました。瓦は割ったことがないのですが、板なら回し蹴りしていました。機会があれば、披露したいです。
萩田:白色担当で20歳です。私とみゆで新しいグループを作ることになりました。今まではオーディションを受けていた側だったのですが、審査員として4人を選びました。先ほど、リハーサルをしたのですが、みんながステージに上がって行く姿を後ろから見て、感動しました。
緊張もあるのですが、わくわくの方が大きいです。ワンマンライブは何回もできるのですが、デビューライブは一度きりなので、メンバー全員が楽しめて、お客さんも楽しめるステージにしたいです。デビューライブは、一生忘れないと思います。
三葉:紫色担当で、23歳です。こころと一緒にまたステージに立てていることが嬉しいです。今日は、ゴールではなくて、スタートなので、今日は楽しむことだけ考えて臨みたいです。
夏川:黄色担当で、18歳です。小さいころからずっとアイドルに憧れていたのですが、やっとアイドルになれて、このようにデビューライブを迎えることができ、緊張もしてるのですが、性格がポジティブなので、アイドルとしてステージに立てることが楽しみです。
宮田:緑色担当で、17歳です。昨日の夜からずっと緊張しているのですが、リハーサルを終えて、わくわくしてきました。オーディションの配信審査では、ファンの方とおしゃべりをしたり、激辛焼きそばを食べたりして、1位を頂きました。――iSPYは、特徴的な名前ですね。
萩田:iSPYという名前は私が提案したのですが、iSPYには英語で「見つけた!」という意味があります。“i”は、応援してくださるみなさんの心を表しているのですが、気づいたらいつの間にか心を盗まれているようなグループにしたいなと思って、考えました。衣装も、オーディションをやっているときに、三葉みゆと2人で、デザイナーさんと相談しながら決めました。
――三葉さんは、デビューライブで披露する5曲の作詞も担当されていますね。
三葉:王道の可愛いアイドルを目指していて、衣装も可愛いものを用意し、キャッチーな曲をやっていきたいのですが、その中での、例えば「ラストゲーム」という曲はカッコいい曲になっています。歌でもダンスでも、曲ごとに振り幅を見せていきたいなと思います。
1曲目の「STAGE!!」は、明るくてキャッチーな楽曲なのですが、ステージに立っているアイドルの気持ちを歌った曲です。私自身が「こういうアイドルになりたい」と思って書いた曲ですし、私が思い描いていた「iSPY」を表したような曲になっているので、代表曲になったらいいなと思います。
――ダンスを含めた表現としては、どんなパフォーマンスになりますか?
萩田:iSPYにはせつない曲、かっこいい曲、可愛い曲などがあるので、それぞれで違うメンバーの表情を見せられるようなパフォーマンスを見せたいと思います。
――個人のアイドルとしての目標や夢を教えてください。
宮田:歌って踊ることが好きなので、スキルアップをしながら、ステージを頑張りたいと思います。曲ごとに表情を意識しているので、魅せるパフォーマンスを心掛けています。
夏川:トロッコにも乗ってみたいし、イヤモニもつけてみたいです。日本武道館で、2階まで届くような巨大なトロッコに乗りたいです。また、大阪の登美丘高校さんが有名だと思いますが、私も中学と高校はダンス部で、中学生のときに全国3位を頂きました。今までアイドルっぽい可愛いダンスはしたことがないのですが、アイドルらしい可愛い振り付けもやってみたいです。
三葉:3年間、社会人として働いてからアイドルになったのですが、このiSPYで、アイドルを卒業するときに「やりきった」と思えるような活動をしたいです。
萩田:目標にしてるのは、日本武道館です。私がアイドルになりたいと決心したのは、日本武道館で、「モーニング娘。」さんの鞘師里保さんの卒業公演を観たときです。初めて観たアイドルライブだったのですが、「私のアイドルになりたい」という夢が始まった場所なので、いつか自分も大きなステージに立ちたいです。
瀬乃:東京アイドルフェスティバルに出てみたいです。iSPYのミュージックビデオもいっぱい作りたいです。
楠城:もともと女優を目指していて、アイドルのことを知らなかったのですが、応募フォームにあったみゆちゃんとここちゃんが可愛くて、本当に惹かれたんです。私自身もまだビックリしているのですが、親も友達も応援してくれているので、iSPYのみんなと一緒に大きなステージに立てるように頑張って行きたいです。
――グループの目標をお願いします。
萩田:それぞれの強みをどんどん生かして、それぞれがアイドルにプラスして輝けるものを見つけてほしいと思っています。メンバーが色んな所で活躍できるような環境作りができるグループにしたいなと思っています。
三葉:メンバーの出身が静岡、岩手、大阪、神奈川、東京、千葉とバラバラなので、それぞれの場所で凱旋ライブをしたいです。コロナ禍でなかなかライブができなかったのですが、これからはできるようになってくると思うので、声が出せるライブもしたいです。全国ツアーをしたいです。
――萩田さんはオーストラリア育ちですが、オーストラリア公演も?
萩田:したいです!