Apple Watchを使ってみて最初に感じる「便利さ」は「通知」と「2段階認証」
Apple Watchの使い道については、まだまだ悩ましく、もどかしい点も多い。Appleを含むアプリを作り出す開発者が、Apple Watch向けに「これがないと生きていけない!」という生活を変えるようなアプリを作り出すに至っていないからである。
Appleもそれは分かっている。まずは時計を毎日身につける「習慣」を定着させなければならない。もしも生活を劇的に変えるアプリが登場しても、人々が手首にApple Watchをつけ続けていて初めて意味がある。話はそれからだ。
そこで、Apple Watch初期では、イチオシ機能としてエクササイズにフォーカスした。既にスポーツトラッキング、アクティビティトラッキング向けのウェアラブルデバイスとして、FitBitやMisfits、Jawboneなどが市場を開拓してきた領域だ。
別の回で詳しく触れるが、Appleのその力の入れようは、研究機関を1つ立てるほど。
Apple Watchの登場によって、初期市場形成に貢献してきた企業にも変化も生まれている。FuelbandをリリースしているNikeはデバイス分野には積極的ではなくなっているようだ。加えてUPバンドシリーズをリリースしているJawboneについても、デバイスメーカーからの脱却を図っている。