尼神インターの渚、岡山県玉野市でのロケで感動 タバコが「美味いんよ!」
映画『たまの映像詩集 渚のバイセコー』の公開記念舞台あいさつが13日、都内で行われ、三宅伸、尼神インターの渚、空気階段の水川かたまりと鈴木もぐら、園都が出席した。
吉本興業と岡山県玉野市がタッグを組んで製作された本作は、徳島・池田高校を高校野球の日本一へと導いた蔦文也さんの孫・蔦哲一朗の監督作品。岡山県にある「玉野競輪」全面協力のもとで撮影された3本のオムニバスストーリーで、人々の想いがぶつかり合う競輪だからこそ描くことのできた人間臭さ、海や山、瀬戸内の多島美が演出する幻想的なロケ地など、玉野市の魅力を余すところなく凝縮している。
前日に公開初日を迎え、この日の舞台あいさつにはキャスト陣が勢揃い。第2話「渚のバイセコー」に出演した渚は「自転車で走っているとホンマに気持ちがエエねん。セリフがないから演技が難しいと言われるけど、そもそも演技なんてしていない。あのまんまでムズいとかないねん。一生懸命自転車こげたで」と演技はほとんどしなかったとか。
第3話「氷と油」で空気階段の2人とゆりあんレトリィバァと出演した園都は「アドリブも多かったんですが、ゆりあんさんが楽屋でもぐらさんとフリースタイルのラップバトルをしていました。それとかたまりさんはポーカーフェイスでお芝居もナチュラル。ゆりあんさんのアドリブにも対応していてさすがだなと思いました」と水川を絶賛し、「今回はフィルムで撮影していますが、本当に映像美というか玉野市の自然がしっかり切り取っていて私たちも癒やされてパワーをもらいました。玉野の魅力が届くと思います」とアピールした。
第1話「美しき競輪」に出演した三宅は、現役の競輪選手で舞台となる岡山県玉野市在住。「お話を頂いた時は嘘みたいな話で本当に? という感じでしたが、(劇中で)競輪選手になってそれも岡山県玉野市で映画を撮らせて頂けるなんて、本当に選手としては最高のご褒美でしたね」と話し、演技については「ド素人ですから」と謙そんするも、観客から拍手が送られたり鈴木から「Vシネで見たことありますよ。相当な演技力でビックリしました」と称賛されて照れ笑いを浮かべる場面もあった。
また、ロケ地となった岡山県玉野市にも言及し、渚が「玉野市の自然がすごくてビックリしました。
コロナ禍で東京から私たちみたいに撮影で来るのに抵抗があると思いましたが、そこを受け入れてくれて玉野市の皆さんが協力してくださったことがうれしかったです。温かいなと思いました」と感謝しきり。玉野市は空気が美味しかったせいかタバコも美味かったそうで、鈴木が「空気が澄んでいて景色もキレイだし本当に美味しかったんです。あの時は『わかば』だと思いますが、『パーラメント』を吸っているんじゃないかと思いました」と振り返り、渚も「タバコ吸うシーン、美味そうやなと思ったでしょ。めっちゃ美味いんよ!」と鈴木の意見に同意していた。