総来場数2,150万人でミラノ万博閉幕! 日本館が金賞に「自然と技術の調和」
ミラノ万博は「地球に食料を、生命にエネルギーを」をテーマに開催され、トータルで2,150万人が訪れた。日本館の来館者数は228万人のため、全体の約1割が来館したことになる。来館者からは、「日本食のバリエーションの広さに驚いた」「日本に行ったことはないが、強い興味を持つようになった」等という声が届けられたという。
褒美制度であるパビリオンプライズにて日本館が金賞に選ばれた理由として、自然と技術の調和があげられており、日本館の金賞受賞は今回が初となる。そのほか、米・EXHIBITOR Magazine社によるパビリオンアワードでSceneI「Harmony」が「Best Presentation」を受賞し、伊・Classeditori社による「Expo Pavilion Heritage Awards」も受賞した。
日本館は、農林水産省および経済産業省を幹事省として、国土交通省を副幹事省、日本貿易振興機構(ジェトロ)を参加機関として出展。
「Harmonious Diversity - 共存する多様性 - 」をテーマに、日本の農林水産業や食、食文化の多様性を紹介してきた。
7月11日には日本のナショナルデーである「ジャパンデー」を開催し、東北の伝統的な10の祭りを一堂に会した「東北復興祭りパレード in ミラノ万博」や、日本の伝統とポップカルチャーの文化公演や食を紹介する「ジャパンデーレセプション」等を実施。また、6月25日~7月13日には日本館第二の拠点「ジャパンサローネ」をミラノ市内でも開催した。通常EUへの輸入ができない食品に関しても特例措置が認められ、かつおぶしや河豚、日本産豚肉などが世界の人々に振る舞われた。
国際博覧会(万博)は2017年にアスタナ(カザフスタン)で、2020年にドバイ(アラブ首長国連邦)での開催が決定している。「未来のエネルギー」をテーマに開催されるアスタナ博に向けては、経済産業省を幹事省、文部科学省と国土交通省、環境省を副幹事省、ジェトロを参加機関として、日本館の出展準備を進めているという。
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