大学デビューの落とし穴 (15) 11月:学祭での「プチ社会人」経験をどう活かすか?
-------------------------------------------
大学1年生のみなさん! 「大学デビューのホントのところ」、知りたくないですか? 本連載は、かつて大学デビューに半分成功・半分失敗したトミヤマユキコ(ライター・大学講師)と清田隆之(恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表)が、過去の失敗を踏まえ、時に己の黒歴史を披露しながら、辛く苦しい学生生活を送らないためのちょっとした知恵をお授けする。そんな連載です。
-------------------------------------------
○高校の文化祭とはまったくちがう「学祭」
11月になりました。学祭シーズンの到来です。開催日が近づくにつれて学内全体がザワついてゆくあの感じ、お祭り大好き人間にとってはたまらないことでしょう!
また、お祭りなんか嫌いだという人も、学祭に合わせた臨時休講があったりして、夏休みがもう一度戻って来たかのような高揚感を味わえますから、文句は言えませんよね。
学祭が中学・高校の文化祭ともっとも異なるのは、できることの規模がデカかったり、幅が広かったり、ということ。全てが先生の許可のもとに進んでいく文化祭とは違って、学祭では、予算の組み方から、出し物の内容まで、かなりの部分を学生だけで決めることができます。