2015年の夏ボーナス、2年ぶりに減少--35万6,791円、パートの増加など影響
○夏ボーナスは2年ぶり減少
現金給与総額(1人平均)は同0.6%増の26万5,527円。所定内給与は同0.4%増の24万538円、所定外給与は同1.4%増の1万8,997円で、所定内給与と所定外給与を合わせた「きまって支給する給与」は同0.4%増の25万9,535円。ボーナスなどの「特別に支払われた給与」は同14.0%増の5,992円となった。
現金給与総額を就業形態別に見ると、一般労働者は同0.8%増の33万9,220円、パートタイム労働者は同0.5%増の9万5,780円となった。
総実労働時間は同0.9%減。
このうち所定内労働時間は同0.9%減、所定外労働時間は同1.8%減となった。
併せて発表した2015年の夏季賞与(1人平均、6~8月支給分)は前年比2.8%減の35万6,791円と、2年ぶりに減少した。下げ幅は2009年(9.8%減)以来の大きさ。同省は「1月に調査対象となる事業所を入れ替えたことや、高齢労働者、パート労働者の割合が上昇したことが影響したと考えられる」と分析している。
産業別にみると、製造業は同3.3%減の49万4,777円、不動産・物品賃貸業は同14.5%減の38万963円、卸売業、小売業は同6.5%減の29万6,120円などとなった。