くらし情報『NEC、シミュレーションで営農最適化など支援の農業ICTソリューションを開発』

2015年11月11日 18:10

NEC、シミュレーションで営農最適化など支援の農業ICTソリューションを開発

NEC、シミュレーションで営農最適化など支援の農業ICTソリューションを開発
NECは11月11日、営農アドバイスや将来の収穫量・収穫適期などの予測を行う露地栽培向けソリューション「海外大規模農場分析ソリューション」を新たに開発した。

同ソリューションは、圃場に設置した気象・土壌などの各種センサや人工衛星・ドローンなどから得られるデータと、灌漑・施肥などの営農環境から得られるデータをもとにコンピュータ上に仮想圃場を生成し、この仮想圃場での生育シミュレーションからその土地に応じた最適な営農アドバイスや将来の収穫量・収穫適期などの予測を行う。

仮想圃場上での多様なシミュレーションにより、作物の生育状況や気象条件に応じた水・肥料・農薬などの使用量の最適化および収穫量の最大化するほか、収穫量・収穫適期の予測を踏まえた集荷作業の効率化、定植時期のコントロールによる加工工場の稼働率の平準化など、食・農におけるバリューチェーン全体の最適化が図れるとしている。

通常、農業の生産現場では同じ地域・作物による営農経験などの蓄積により、長期間を要して生産改善を行う手法が一般的だが、同ソリューションでは独自のビッグデータ分析技術や農業ICT領域で実績のある先進企業や各種研究機関との連携で長期間のデータ蓄積を前提とせず、作物の生育レベルと環境条件を踏まえた科学的なモデリングができる。

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