ASUS、ZenFoneシリーズに6インチモデルを追加 - ZenWatchもカラーと機能が増えてリニューアル
ASUS JAPANは11日、同社スマートウォッチとスマートフォンの新製品発表会「ASUS Zensation」を開催した。1年前に日本へ上陸したZenFoneシリーズは、MVNOブームに乗って注目を集め、SIMフリー端末市場で存在感を示す機種となっている。今回の発表会ではスマートフォンの新機種「ZenFone 2 Laser (ZE601KL)」に加え、スマートウォッチの新製品「ASUS ZenWatch 2」およびZenシリーズ初となる液晶一体型パソコン「Zen AiO」が発表された。
○スタンダードモデルZenFone 2 Laserに6インチが登場
同社マーケティング部 部長 Cynthia Teng氏は、ZenFoneシリーズについて「国内SIMフリースマートフォンの販売台数No.1」と紹介し、同シリーズの存在がSIMフリー市場に与えるインパクトが大きいことを強調した。
スマートフォンの新機種ZenFone 2 Laser (ZE601KL)(以下、6インチZenFone 2 Laser)は、同シリーズ4つの商品セグメントのうち、スタンダードモデルに当たるZenFone 2 Laserの後継機種となるもの。より裾野の広いセグメントを強化した格好だ。
最も大きな変化はフルHD対応6インチ液晶画面を搭載したこと。ベゼル幅を最小化することで、画面サイズのわりにコンパクトなデザインになっているという。
パフォーマンス面では、プロセッサーが前モデルのクアッドコアからオクタコアへ、メインメモリも2GBから3GBへアップデート。SIMスロットは4G/LTE対応デュアルSIMスロットを搭載している。
6インチZenFone 2 Laserは11月13日(金)より国内向けに順次発売。予想実売価格は41,800円(税別)となっている。
この他、現行のZenFone 2 Laser (ZE500KL)にも新色のグレーとゴールドを追加。MVNO向けにインターネットイニシアティブ(IIJmio)限定のパープル、ビッグローブ(BIGLOBE SIM)限定のアクアブルーが提供される。こちらも11月13日(金)発売。価格は27,800円(税別)。
また、自分撮り機能が充実した「ZenFone Selfie (ZD551KL)」にも、新たに男性でも持ちやすいカラーとしてイリュージョンパープルとイリュージョンホワイトを追加する。こちらは12月上旬以降に提供される予定で、価格は37,800円(税別)となっている。
●スマートウォッチの新モデル「ASUS ZenWatch 2」
○ファッション性、カスタマイズ性もアップしたスマートウォッチ
ZenFoneと同じく昨年日本上陸を果たしたスマートウォッチも、「ASUS ZenWatch 2」として新機種が発表された。今回は本体サイズ49mmに加え、女性でも使いやすい45mmサイズを追加。カラーもガンメタル、シルバー、ローズゴールドが用意されている。いずれも表面は腕にフィットする2.5D曲面、ゴリラガラスを採用。背面にあった電源ボタンは側面のクラウンボタンに統一された。
発売日・価格は、メタルストラップ付きが11月下旬以降発売予定で36,800円(税別)。
本革ストラップ付きが11月13日発売予定で29,800円(税別)。本革ストラップ付き&ローズゴールド(本体)が12月上旬以降発売予定で同じく29,800円となっている。
●Zenシリーズ初の一体型PCも
○Zenシリーズ初の一体型パソコンが登場
続いて、Zenシリーズでは初となる液晶一体型プレミアムパソコン「Zen AiO」(エーアイオー)が発表された。アルミ削り出しのヘアライン加工が施された本体、「人」という漢字からインスパイアされたという薄く堅牢性の高いスタンドなど、スタイリッシュなデザインが特徴。最上位機種は、23.8型3,840×2,160ドットの4K対応ディスプレイに、第6世代インテル Core i7プロセッサーを搭載し、グラフィックはNVIDIA GeForce GTX 960M、8GBメモリ、4GB VRAMと、クリエイティブな作業にも適したスペック。この他、21.5型フルHD液晶にCore i5搭載の2モデルが発売される。
価格は、4Kディスプレイ搭載の最上位機種が229,800円。フルHDディスプレイ搭載ミドルモデルが159,800円。
グラフィックが内臓となるエントリーモデルが99,800円となっている。いずれも12月上旬発売予定。