Cypress、独自の昇降圧技術を採用した車載向けPMICを発表
同シリーズは、独自の1チャネルバックブーストDC/DCコンバータを利用した電子制御ユニット(ECU)向けのパワーマネージメントソリューションにより、バッテリー電圧の極端な変動を安全に管理することが可能。他社製PMICで必要となる2つの大型電解コンデンサが不要で、小型のセラミックコンデンサ1つで、ECUパワーマネージメントソリューションを実現できるとする。
また同社は併せて、インスツルメントクラスタシステム向けPMIC「S6BP50xシリーズ」も発表している。こちらは、異なる電圧の3チャネルを出力することが可能で、スペクトル拡散クロックジェネレータ(SSCG)とともに、降圧コントローラや降圧コンバータ、昇圧コンバータのすべてを1チップに統合している。
なお、2シリーズともにすでにサンプル出荷を開始しており、量産開始は2016年前半を予定している。S6BP20x PMICは16ピンのHTSSOPパッケージで提供され、一方のS6BP50x PMICは32ピンの側面濡れ性QFNパッケージで提供されるとしている。