くらし情報『地球最後の秘境・深海はどんな世界? - 日本人映像監督初! 山本氏の深海体験 (3) ピンチにならない船にピンチを作り出す - ドラマを生み出すための苦悩』

2015年11月13日 09:00

地球最後の秘境・深海はどんな世界? - 日本人映像監督初! 山本氏の深海体験 (3) ピンチにならない船にピンチを作り出す - ドラマを生み出すための苦悩

とか「『仮に』こうなったとしたら」と、そもそもありえない設定について、吉梅さんや6K運航チームの櫻井利明 司令に問いかけました。ありえないこと、そもそも起こらないことではあるのですが、「『仮に、仮に、仮に…』そうなったとしたら、こういう対処のしようがあるんじゃないですか?」と聞いて。なかなか難しい質問だったにも関わらず、お2人は「こういうことが起こり得るかもしれないです」と、台本でのやりとりを作って下さったんです。

――クライマックスシーンでは、本当の6K史上ではありえなかったピンチが訪れるわけですか?

山本:そうですね。6K運航チームの長である櫻井司令ですら、押したことがないエマージェンシーボタンがドラマでは押されることになります。「このボタンを押すとどうなりますか?」と聞くと「押したことがないけど理論上はこことこのつなぎ目が離れて、こうなります」と教えてもらいました。

○原作とドラマで変えた点 - 資源探査か、それとも有人調査か
――そのシーンはぜひ注目したいです。ドラマの原作となった小説「海に降る」もとても面白いのですが、ドラマは原作とかなり違うところもありますね

山本:今回、JAMSTECが100%、本当に全面的に協力して頂いたので、せっかくJAMSTECがそこまで協力して下さるなら、JAMSTECの中にドラマを作ろうと考えました。

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