2015年11月14日 12:00
IoTはセキュリティなしに成功せず - Nokiaのセキュリティトップが語る"守り方"
自動車、家電などさまざまなモノがつながるモノのインターネット(IoT)の時代が現実になりつつある。だが、「セキュリティなしには成功しない」と警告するのは、フィンランドNokiaのノキアネットワークスでセキュリティ事業部門バイスプレジデントを務めるGuiseppe Targia氏だ。
沖縄で開催された「Cyber3 Conference 2015」に参加するために来日したTargia氏が11月9日、都内でNokiaの考えるIoT時代のセキュリティについて話をした。
10年後の2025年、インターネットを利用する人は50億人まで増えると予測されているが、インターネットに対応する"モノ(Things)"は、その10倍となる500億台にまで拡大するという。モバイルデータのトラフィックは今後、年率40%のスピードで増加し、コンテンツの80%は動画が占めるようになる。さらに、50%の"モノ"が、人間が介在することなく、ネットに接続される。
これらネット対応のモノは、Nokiaがいうところの「プログラマブルな世界」の素地を作る。そこでは「インテリジェンスを持ち、モノが通信しあう世界になる」とTargia氏は展望を語る。