くらし情報『88%のネットワークが特権アカウントの乗っ取りに弱い状況』

2015年11月16日 11:02

88%のネットワークが特権アカウントの乗っ取りに弱い状況

88%のネットワークが特権アカウントの乗っ取りに弱い状況
Threatpostがこのほど、記事「88 Percent of Networks Susceptible to Privileged Account Hacks|Threatpost|The first stop for security news」でセキュリティ研究者らの発表を取り上げ、調査したネットワークの88%が、特権ユーザの乗っ取りによってほかのホストにもセキュリティ上の影響を与え得る脆弱な状態にあることを指摘した。

ネットワークやサーバの管理などのため、特定の担当者に特権を持つアカウントを割り当てることがあるが、このアカウントが乗っ取られたり盗まれたりした場合、対象となるホストのみならず、そのホストが所属しているネットワークのほかのホストにも危険性が及ぶことが今回の調査で明らかになった。Windowsで構築されたネットワークが対象となっており、1台でも侵入を許すとネットワーク全体に危険が及ぶことが指摘されている。

こうしたリスクを防ぐには、ファイアウォールやセキュリティ・ソフトウェアなどを導入して企業内ネットワークをサイバー攻撃から守るだけでは不十分であり、必要に応じて企業内ネットワークをさらに個別のネットワークへ分離し、必要なユーザが必要なネットワークに必要な権限のみでアクセスできるように、ネットワークやシステムを構築することが望まれる。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.