2015年11月17日 09:30
外国人が嫌がる日本人の口臭問題! 効率的な予防法は?
2020年の東京オリンピックに限らず、訪日外国人が増加している日本。外国人が日本人に対して、気になっていることの一つに"口臭"がある。
歯ぐきの健康を通じて身体全体の健康を推進する「オーラルプロテクトコンソーシアム」は、今年の8月に在日外国人(米国:60名、欧州:40名)に対して、「オーラルケアの実態に関する意識調査」を実施した。その結果、在日外国人の約7割が「日本人の口臭にガッカリした経験がある」と回答している。外国人に限らず、日本人でも他人の口臭に不快感を抱いたことはあるだろう。
このような結果が出る中、歯科衛生士たちによる「Goodbye Perio プロジェクト」という歯周病予防の啓発活動が行われている。今回は、ロッテで開催された歯周病予防の講習内容について、レポートする。
○口臭の原因は?
厚生労働省によると、毎日歯をみがく人の割合は95.5%となっている(平成23年歯科疾患実態調査より)。
その中で、程度のレベルはあるものの、歯周疾患の有病状態は、15歳~24歳でも約70%、35歳以上になると約80%、65歳を超えると約90%の割合で発症しているという(厚生労働省 e-ヘルスネットより)。