2015年11月18日 09:00
個人の趣味嗜好を理解するAI搭載ロボットを来年発売-UBICら3社
これまでも警察官や弁護士などの暗黙知を学び、実際の業務に活用していたが、個人の好みや趣味嗜好、感覚なども学ぶことができるようになった。そのため一般の方々に我々の人工知能を活用してもらいたいと考え、ロボットへの活用に着手した」と述べた。
また、ヴイストン代表取締役の大和信夫氏は「これまでのロボット開発は機械を人に近づける研究などを行っていたものの、現在は犬や猫などペット以上、人間未満のロボット開発を目指しており、個人の特徴・特性を認知する人工知能は重要なのではないかと考えていた。KIBITを搭載したKibiroは人々の暮らしの中に溶け込み、一緒に過ごすことで日常を豊かにすることを目指しているが、我々が目指す方向性も同じだ」と語った。
Kibiroの特徴は内蔵のカメラ、マイク、スピーカーによる会話のやりとりや顔の識別などの基本コミュニケーションを行うほか、ネットワークを介して、KIBITとつながり、専用アプリやメール、SNSなどを通じて、利用者が気に入った趣味や生活上での衣食住などの好みをインプットすることで、Kibiroは利用者の感覚を蓄積。例えばお店を探す時に利用者の好みに合った店舗をレコメンドするほか、飲食店を選んだ感覚をもとに宿や本などのジャンルを越えたレコメンドも可能だ。