くらし情報『早大、筋肉の活動を計測できる電子ナノ絆創膏を開発』

2015年11月19日 13:23

早大、筋肉の活動を計測できる電子ナノ絆創膏を開発

早大、筋肉の活動を計測できる電子ナノ絆創膏を開発
早稲田大学はこのほど、皮膚に貼り付けて生体電気信号を計測可能な極薄電極(電子ナノ絆創膏)を開発したと発表した。

同成果は同大先進理工学研究科の武岡真司 教授、藤枝俊宣 助教、先進理工学研究科一貫制博士課程の山岸健人氏らのグループと、Italian Institute of Technology のAlessandra Zucca 研究員、Francesco Greco 研究員、Virgilio Mattoli 主任研究員らの研究グループの共同研究によるもの。同研究の詳細は11月26日~27日に行われる第24回ポリマー材料フォーラムで発表される。

今回の研究では、素材に導電性高分子ポリ(3、4-エチレンジオキシチオフェン):ポリスチレンスルホン酸(PEDOT:PSS)を利用した電子ナノ絆創膏を開発。電子ナノ絆創膏は数十~数百nmという超薄性に由来する高い柔軟性と密着性を示し、皮膚に貼り付けてヒトの筋肉の活動を計測したところ、医療機関で用いられる金属製電極パッドとほぼ同等のシグナル-ノイズ比で表面筋電位を検出することに成功した。また、ロールtoロール法と呼ばれる連続式印刷技術を応用することで、平方メートルサイズまで大量に製造する方法も確立した。

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