2015年11月19日 18:01
富士通がセキュリティ事業を大幅強化、"ラボ"を新設へ
富士通は11月18日、顧客の多様化するICT環境におけるセキュリティ運用を一元的にサポートする「FUJITSU Security Solution グローバルマネージドセキュリティサービス」と、エントリー型のセキュリティサービス4種を新たに提供すると発表した。
これは、セキュリティに関する製品・サービス群を体系化した「FUJITSU Security Initiative(フジツウ セキュリティ イニシアチブ)」に基づく取り組みとなる。
同サービスには、既存システム環境の調査や脆弱性のチェックなどの、セキュリティ運用の立ち上げに必要な導入サービスや、24時間365日のリアルタイム監視からインシデント対応、教育といった継続的なセキュリティ運用強化支援などが含まれる。
PFU開発の標的型サイバー攻撃検知技術「Malicious Intrusion Process Scan」を適用することで、従来のサイバー攻撃対策をすり抜けるマルウェアもリアルタイム検知が可能となり、標的型サイバー攻撃によるリスクを低減しているという。
また、サービスは、マルチクラウド、ハイブリッドクラウド環境との親和性が高いため、同社のクラウドサービスを活用する顧客のシステムでは、インシデント発生時には、エキスパートが影響度、緊急度を判断してクラウド環境を切り替え、業務への影響を最小限にとどめることができる。