2015年11月20日 12:15
IBMとXilinx、データセンターアプリケーション開発について提携を発表
IBMとXilinxは11月16日(米国時間)、IBM POWERベースのシステム上でXilinxのFPGA対応ワークロードアクセラレーションを使用し、より高性能でエネルギー効率の高いデータセンターアプリケーションを可能にするため、複数年にわたる戦略的提携を締結した。
今回の締結により両社は、オープンなアクセラレーションインフラストラクチャ、ソフトウェアおよびミドルウェアを共同で開発し、機械学習、ネットワーク機能仮想化(NFV)、ゲノム解析、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、ビッグデータ解析など新たなアプリケーションに対応する。
近年、新たなアプリケーションが増加しており、データセンターにおいて要求されるスループットとレイテンシを少ない電力で実現することを目的に、アプリケーションアクセラレーターの使用が注目されているという。
そのため、データセンター全体にアクセラレーターを展開することも現実的となっており、IBMのオープンでライセンス可能なPOWER アーキテクチャとXilinxのFPGAの組み合わせにより、次世代データセンターのワークロードにおいて強力なパフォーマンスおよび単位ワット当たりの性能を実現するとともに、総所有コストの低減を可能にするとしている。