くらし情報『2015年予測がん罹患数は98万人! "がん就労"を可能にする「放射線治療」とは』

2015年11月20日 12:55

2015年予測がん罹患数は98万人! "がん就労"を可能にする「放射線治療」とは

2015年予測がん罹患数は98万人! "がん就労"を可能にする「放射線治療」とは
金原出版は11月25日、がん患者およびがん患者の家族、放射線治療に携わる医師や看護師、医療関係者に向けた書籍『患者さんと家族のための放射線治療Q&A2015年版』(2,200円・税別)を発刊する。

「放射線治療」は手術、薬物療法と並ぶがん治療の3本柱の1つ。手術や化学療法が困難な高齢者や、合併症により手術や化学療法が行えない患者にも適応できる治療法だという。また、通院による治療のため、「がん就労」を可能にする方法としても注目されている。

国立がん研究センターがん対策情報センターによると、2015年の予測がん罹患(りかん)数は98万人、予測がん死亡数は37万人まで増加している。このうち放射線治療を受ける患者は約3割とのこと。この数は、"切らないがん治療"として放射線治療を選ぶ人が多い欧米と比べると半分程度だという。

同社は、放射線治療を選ぶ人が少ない一因として「放射線治療の良さを知らずにいること」を挙げ、「放射線」という言葉だけで悪影響が出るのではないかと心配する患者や家族も多いことに着目。
そこで、放射線治療に関する正しい知識を解説した同書を発刊することとなった。

同書はQ&A方式で、さまざまな疑問に答える形で構成している。

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