エミレーツ、全クラスで業界最大の座席モニターを設置 - コンテンツは3倍に

エミレーツ航空は11月24日、新規に受領するエアバスA380およびボーイング777-300ERに次世代の機内エンターテインメントシステムを導入することを発表した。

ファーストクラスに搭載するモニターを27インチから業界最大の32インチへと4割大型化するほか、エコノミークラスの座席モニターも12.1インチから業界最大の13.3インチへと拡大する。この13.3インチモニターはエミレーツの2クラス構成のエアバスA380にも搭載される。なおビジネスクラスには引き続き、業界最大級の23インチのモニターが搭載される。

新システムでは提供可能なコンテンツ容量が3倍に増大するに伴い、機内エンターテインメントシステム「ice(information, communications, entertaiment)」で提供するオンデマンド・エンターテインメントのチャンネル数は2,186、音楽チャンネル数は1,230にそれぞれ拡大し、合計で約4,300時間分のコンテンツを提供する。

オンデマンド・エンターテインメントには50タイトルを超えるテレビドラマシリーズ全作分と600本近くの映画が含まれている。日本路線を含む主要路線において、iceではシリーズ最新作の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』や『ミニオンズ』、『HERO』などファミリー向けのコンテンツをはじめ、全部で約120の映画・音楽等を日本語で楽しめる。

システムは14カ国語対応としており、高機能のハンドセットコントローラーで操作が可能。その他、スマートフォンをはじめとする携帯端末を充電できるよう、全クラスの各座席にPC用電源に加えてUSBポートとHDMI端子を備えている。なお現在、エミレーツはドバイ＝成田/羽田/関空線をそれぞれ毎日1便運航しており、成田/関空線にはボーイング777-300ER、羽田線はボーイング777-200LRを導入している。